国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

12/22 僕のことも尊重してほしい


ムサさん個人としては、自分自身が敬虔なイスラム教徒だからこそ、


どんな宗教でも祈りの場は神聖であるべき


と信じています。




だから、日本では自分が立ち入ることで、侮辱や冒涜ととられかねないから、神社には立ち入りません。
「日本の神様は気にしないよ」と言っても、ムサさんは自分の宗教観に基づいて、


人として常識的・良識的に考えて振舞っている


のです。


だからこそ、ムサさんがビビってしまう、日本の宗教団体の振る舞いと言うのがあるのですよ。
例えば、


・路上に立って、しつこく勧誘してくる
・家に突撃してきて、仲間に引き込もうとする
・毎月決まった日にちに集団で街を練り歩く(祭りのお神輿ではないです)


と言ったことなんですけど、ムサさんとしては、


いや、なんで??


と思って恐怖を感じるようです。
ムサさんの目には、


・常識的・良識的に考えて振舞っている
・ムサさんの宗教を尊重している


ように見えないんですね。


一時は本当に恐怖を感じていて、


あれってさ、日本の仏教とか神社とかなの!?


と混乱しながら言うんですよ。


「神社は関係ない。あなたの言う仏教とも関係ない。でも、彼らは仏教と関係あるとか、一つのグループというと思うよ」


と説明したら、わかったようなわかっていないような顔をしていました。


だからといって、ムサさんはそう言う人たちを侮辱・冒涜しないし、彼らの祈りの場にも足を踏み入れません。
だから、


「僕はイスラム教徒なんだ」


って言ったときには、「そうなんだね」って言ってそれ以上、勧誘やしつこく仲間に引き込むような不必要な関わり方をしないでほしいと思っています。