本の紹介 2050年 世界人口大減少
2050年 世界人口大減少
- 2050年 世界人口大減少
- 文藝春秋
- 本
今後、世界は恐れられていた人口爆発は起こらない。
むしろ、人口は減っていってしまうのだ。
少子化が叫ばれて久しいが、どの国も決定的な少子化対策が打ち出されていないのが現状だ。
そして、少子化が始まったのは何もこの数十年に起こったことではなく、100年以上前からその片鱗が見えている。
確かに…
親、祖父母、曽祖父母の世代は兄弟がその下の世代より遥かに多い。
古い時代は子どもは生活を支える労働力であったが、今や持つか持たざるべきか、何人持つのかを考える対象だ。
そして、世界人口を保つためには2.1と言う出生率が必要だそうだが、どこの国も出生率は低下する一方だ。
国力が減るのだから、移民の受け入れが必要だと言う。
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ほとんどの国が移民の受け入れに失敗している中、唯一成功しているのはカナダだ。
「カナダ人とは?」というアイデンティティを引き換えに。
日本は移民に消極的だが、唯一の策は移民なのか?
受け入れようとした国がほとんど失敗しているのだから、日本が簡単に打開策を見つけられるとは思わない。
成功しているとみられるカナダだって誰彼構わず移民を受け入れているわけではない。
カナダで就労できるだけの学歴と職歴があることが前提だ。
ただの労働力としては受け入れないのだ、そりゃそうだ。
移民として受け入れるからには国に貢献してもらわなければいけない。
税金を使うのではなく、納めてくれる人が欲しいのだ、どこの国も。
誰を移民として受け入れるのかをちゃんと考えなければいけないのだ。
人口が減少するなら、今後移民も減少する。
移民を取り合うことになると言うが、人口が減少するのはこの先変えられないのであれば、人口が減る前提に社会構造を変えてはどうだろうか?
経済も社会の仕組みも人口が増える前提で造られているなら、減る前提に作り変えたらどうなるのだろう?
過渡期に大きな歪みになるだろうが、世界中で転換を余儀なくされる時が必ず来るのではないだろうか?
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2050年。
その時が来たら、今より人口は減るかもしれないが、より良い社会が実現していてほしい。
ムサさんみたいな人と結婚したからこそ、個人的には移民ありきの世界はどうかと思うのです。
移民を入れるなら、ちゃんと日本で働いて税金を払ってくれる移民をいれるべきだ、と!
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