24/24 食事、食材一つとっても世界は多様性に満ちている
さて、スイヤパーティーを開き、ムサさんのお弁当を作りながら、冬から秋まで過ごしてきて思うのは、
工業製品化された食肉の優秀さ
でもあります。
工業製品化されたなんて言葉が特徴的で反発を招きそうですけどね。
魚も野菜も果物も
旬
は避けられないですよね。
この1年散々ムサさんとけんかしましたもん。
「あなたが好きなスイカも魚のブリも旬があるの。食べたくたって食べられない季節があるんだから!」
「分かってるけど、食べたいのに、なんでないの?」
「旬じゃないからだよ!わかってないでしょ!缶詰だってないの!」
って感じです。
常夏の国はきっと1年通して似た食材が手に入りやすいんでしょうね・・・
もちろん旬の食材だって輸入品で手に入れることも冷凍食品で手に入れることだって可能ですけど、旬と旬以外の値段の変動を考えると、
食肉の供給安定すごいな
と思うんですよ。
供給を安定的に行うために、出産、飼育からスーパーに並ぶまで管理を徹底的に行っているでしょうからね。
興味のある方は以下の本を読んでみてください。
3頭の豚を飼育して、食べるルポです。
他の動物の肉を食べることの業の深さ、ありがたさ以上に、現代の食肉供給の当たり前どころではないすごさが分かります。
飼い喰い 3匹の豚とわたし
食事、食材一つとっても世界は多様性に満ちていますよね。
見知らぬ文化との共通点を見出すことはもちろん面白いのですが、共通点の裏にある決して埋められない差に私は惹かれます。
決して埋められない差があるからこそ互いに興味をもち、魅かれあい、対立し、新しい世界を徐々に確立するんだと思うのです。
まあ、そうは言っても、たとえ目の前の人や家族が同じものを食べられなくても、ごはんを食べるときは、一人一人が
おいしー
うれしー
って思うのが一番幸せなことかもしれません。


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