国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

17. 言葉の互換性はどこに行っちゃったんですか?

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 ムサさんが母語として使っているのは


ハウサ語


です。
ハウサ語はサハラ砂漠以南の遊牧民が使っていた言語ということで、西アフリカで広く分布している言語の一つです。


以前、K女史に、どの現地語を勉強したら、西アフリカに行ったときに有用かを聞いたら、


・ガーナだけだったらトゥイ(チュイ)語
・西アフリカだったらハウサ語


と言われたんですね。
で、広く分布している分、他の言語との互換性も高いと。



↑↑ 互換性が高いなら、その言葉を使えるだけで手に入る情報は格段に増えます!



で、これまたムサさんがガーナの友達と電話をしていた時に割り込んだ時の話です。
ムサさんが、「友達が、褒めてるよ」というので、嬉しくて


ハウサ語で「ありがとう」


と言ったんですよ。
そうしたら、なんと、相手がキョトンとした顔をしました。
ムサさん曰く、


”彼女はハウサ分からないから、チュイで「ありがとう」って言って”


と言うんですね。
私のほうがキョトンとしちゃいました。


言葉の互換性、どこにいっちゃったんですか??



↑↑ 2人してこんな顔してるんですから 笑



挨拶やありがとうなどの言葉は複数の言語での互換性よりも、


その言語での特定の言い方


の方が多いのかな、と思いました。


ちなみにですね、ハウサ語というのはニジェールやナイジェリアの北部あたりが起点となって話されている言葉なのです。
多分、東側の起点じゃないかな、と思うのです。
西側はどのあたりまで、伸びているんでしょうね?