国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

異なる2つの視点から発せられた「かわいそう」

おしゃれなイスラム女子、ナダの将来の夢はお医者さんです。
なぜなら、たとえ治療でも


男性が女性に軽々しく触れることはできないし、


女医が少ないので、


満足に治療を受けられない女性が多いんだそうです。


↑↑ 女性のお医者さんの方が安心できる??



そういう意味では、女性の命が軽んじられている!と批判が出てくるのも当然なんですよね。
なので、ナダが生まれたとき、取り上げてくれたのは外国人の女性医師ということでした。


漫画『サトコとナダ』では、イスラム教的に様々な制約もあって、他の文化圏の人には理解できないことも多いけれど、


女性として
サウジアラビア人として
イスラム教徒として


アメリカで学び生きるナダが非常に魅力的に描かれています。


異なる二つの視点から発せられた


かわいそう


という言葉があります。


一方は、ベールを着て、その姿をすっぽりと隠すイスラム女子に対して、





もう一方は、水着姿でその肌を公衆の面前にさらすポスターの女性に対して




発せられたのです。
そのどちらも聞いて、サトコは


「やっぱり世界って広いな、アメリカに来てよかったよ」


とひとり呟くシーンがあります。


見方や立場が異なればどちらに対しても好感も哀れみも持つのでしょう…


人間って経験や出会いに応じて成長するし、新たな価値観を持つことができるんですね。