10/35 不祝儀袋をめぐるアレコレ
10.
葬式ということで、列席はしないにしても、ムサさんの名前で香典を準備しました。
儀式としての葬式への出席は免れたわけですが、母と会う機会もあったので、その時に渡そうと準備をしたんです。
香典を入れる不祝儀袋で私が知っているものは、
・白黒(銀)の水引
・御霊前あるいは御仏前と書かれている
ものです。
これって日本国内ですら、
地域によって異なる
と聞いて、戦慄しました。
こういうのって地域の風習に合わせないと色々と面倒なことがあるようです・・・
お葬式の時にお金を包むのはガーナにもある風習なので、お金を準備するのは問題はありませんでした。
ムサさんが驚いたのは、
御霊前の不祝儀袋
でした。
なんていうか、
専用のものがある
ということに驚いたみたいです。
”そんなルールもあるのか!!”と。
↑↑ ルールが多いとめんどくさいんだけどね!
ていうか、むしろ専用のものがない場合は、封筒で渡すのかな?
それとも、募金箱みたいなのを用意してそこにお金を入れてもらうのでしょうか???
私の認識では、
御霊前:葬式、四十九日までに香典を包むときに使う
御仏前:四十九日以後の法要などで香典を包むときに使う
だったんです。
もちろん、どちらも仏式の葬儀に対して使うものという認識でした。
ちょっと驚いたのは、
御霊前:仏式以外の葬儀で香典を包むときに使える
と書かれていたことです。
仏式以外だと、日本だと神式やキリスト教式が多いんだと思います。
あぁ、「霊」だからキリスト教式にも使えるのね
と妙な納得をしてしまいました。
キリスト教式の葬式にも使えるということは、
イスラム教式に使ってもいいよね
ということに思い至りました。
私はイスラム教式の葬儀には出席していないのですが、ムサさんは何度か日本でイスラム教徒の葬式に出席しているので、必要に応じて使えるかもしれません。
注意: キリスト教向けには「御花料」が一般的のようですね。
その名の通り、葬儀に使ったお花代という場合もあれば、香典の意味もあるようです。
イスラムの人も「御霊前」よりは「御花料」の方がしっくりくるのかしら???
ムサさんの感じだと「なんでもいい」と言いそうですが…!?
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