4/4 言葉に神は宿るのか?
イスラム教の神、アッラーにはアッラーやアッラーフを含んだ99の呼び名があります。
それらの名前は
99の美名
とも呼ばれます。
どんなものがあるか紹介します。
AS-Salam : 平和をもたらすもの
AL-Latif: もっとも慈悲深きもの
Al-Basit: 広げる者、惜しみなく与える者
Al-Mumit: 死をもたらすもの
Al-Mubdi’ : 創造主
全知全能の神とはよく言ったもので、創造から死を与えるまで一人の神様の役割なんですね。
まちがっても、99人の別の神様にはならないのですね。
じつは、これらの名前なんですが、東京国立博物館で行われた
イスラーム王朝とムスリムの世界展
で展示されていた飾り物に刻まれていました。
また、イスラム教の人の挨拶の中で、「こんにちは」の意味する
アッサラーム・アライクム
という言葉があります。
この前半の「アッサラーム」は99の美名の
平和
から来ているのでしょうかね?
もしそうであれば、飾り物にしろ、普段からかわすことばにしろ、
神様は身近にいる
のでしょうね。
ちなみに返しの「こんにちは」は
ワ・アライクム・サラム
というのだそうです。
こちらにも99の美名「平和」が響きますね。
↑↑平和ってどういう状態なんでしょうね?
他にも、イスラム教徒がよく使う、
インシャーラ― (神のお導きのままに)
マーシャーラ―(良いことがあったときの「おめでとう」)
という言葉もよく聞くと「アッラー」という音が含まれています。
日本にも言霊ということばがありますし、聖書でも
まず言葉があった
と天地創造が始まります。
と言うことは、
言葉、魂、神様は意外と身近に存在している
ものなのかもしれません。


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