7/7 ムハンマドの猫の話
イスラム教の開祖であり、最後の預言者と言われると非常に近寄りがたいイメージがあるムハンマドですが、そのムハンマドを献身的に支えた妻、ハディージャの話を聞くと、
なんだか可愛げのあるおじさん
に思えてしまうから不思議です。
ついでに言うと、ハディージャの話を知ってから、
イスラム教が女性の人権を侵害する
のは非常におかしなことだと思うのですよね。
ハディージャのような賢く有能な女性に育てるならまだしも…
とおもうのです。
成功者の影には必ずいるという
糟糠の妻
ハディージャはその最たるものだと思うのです。
さて、ムハンマドの「なんだか可愛げのあるおじさん」感を増すエピソードと言うのがもう一つあります。
それが、
超猫好き
という話です。
それもただの猫好きではないんですね。
こんな話があります。
ムハンマドが礼拝をする際にいつも着ていたローブの袖の上に
猫が寝ていた
のです。
礼拝の時間になったにもかかわらず、猫はそのローブの上でずっと寝ており、どかすために猫を起こしてしまうのが忍びなかったムハンマドはあろうことか、
ローブの袖を切り落とした
のです。
礼拝には猫のもとに片袖を残してきたローブを着て参加したとのことです。
「猫好き」と聞くだけでも親近感がわくのですが、猫のために自分にとって大切なローブを切るという行為も、
猫好きの共感
を集めるのだと思います。
そして、多分ですが、
・ハディージャの話
・猫の話
を聞いた後のムハンマドのイメージは、不敬かもしれませんが、
可愛げのある愛妻家で猫好きのおじさん
になっちゃったんですよね・・・



このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。