国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

5/21 ベールはかぶらないといけないのか

今回のテーマは


女性がかぶるベールについて


です。





イスラム教徒の女性、ムスリマがかぶっているベールは様々な形状があります。
男性はかぶっていなくて、女性がかぶっているので、見てわかる分、


男女差別だ!
男尊女卑の象徴だ!


となりやすいですね。


ベールと言うとすぐに思いつくのがインドネシアやマレーシアの女性がかぶっている色鮮やかなベールでしょうか?
大抵顔を出して、頭から肩くらいまでを覆っています。


もう一つはサウジアラビア等の女性が身につけている頭の先からつま先までを覆う黒いベールです。
目の周りしかでてないこともありますね。


さて、ここで気づくかと思いますが、


この2種類のベールは同じでしょうか?


形状、色、呼び方は確かに違いますが、どちらも


ムスリマがイスラム教の教えに従って被っている


ものです。
では、まずはこのベールを被るという理由とされている文言をコーランの中に見ていきましょう。


24章 光の章 <メディナ啓示全64節>
31節
また、女子の信者にはこう言え、
「目を伏せて隠しどころを守り、露出している部分のほかは、わが身の飾りとなるところをあらわしてはならない。
ヒマールを胸元までたらせ。
自分の夫、親、夫の親、自分の子、夫の子、自分の兄弟、兄弟の子、姉妹の子、
身内の女、あるいは自分の右手が所有するもの、あるいは欲望を持たない男の従者、
あるいは女の隠しどころについて知識のない幼児、
以上のものを除いて、わが身の飾りとなるところを表してはならない。
足を踏み鳴らして隠している飾りを知られてはならない」


この章句では正直、ベールをどういうふうにかぶったらよいか分かりませんね。
というか、
ベールをかぶれとも書いてなくて、


ヒマールを胸まで垂らせ


と書いてあり、これがなんのことかはっきりとはわからないのですよね。