コーランでは女性信者に対して神様からの啓示を紹介してきましたが、男性に対して啓示がないわけではないのですよ。
非常に似たような啓示があります。

それが、こちら

24　光の章　＜メディナ啓示全64節＞
30節
男子の信者に、目を伏せて隠しどころを守るように言え。
このほうが彼らにとって立派である。
神は彼らの所業を熟知したもう

同じような表現ですね。
目を伏せて隠しどころを守るように言え、という意味を説明すると、

女のほうをチラチラ見ないで、不倫な交わりを慎むように

という意味です。
神様は男性には硬派な、ストイックな姿勢を要求していますね。
しかも、硬派でストイックな姿勢は

立派である

と続けています。

きっとそれでも女性を気にしてしまう男性も多いことでしょう。
人間の心の弱いところまで

神様は熟知している

として、男性には神様が常に見ている、見張っていると言っているのです。

見ての通り、コーランでは

まずは男性に対して

注意と自制を求めています。

その一方で女性が美しく滑らかな肢体を惜しげもなくさらしていたら、

男性にとって目の毒

ですから、女性にも過度に体を見せるような恰好はしないように、そして、男性を誘わないようにと戒められているわけです。

とは言えど、意図せず、意識せず男性を誘惑してしまう女性も存在します。
それを、

女性のフィトナ（災厄）

と呼びます。