国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

4/6 黙っていることは優しさ


チームメンバーがお土産に和菓子を持ってきました。
インド人に相談されて、


”食べても大丈夫”


と伝えたのですが、ふと、自分の手元にあったお菓子の包み紙を見ると、


一部、原材料に魚卵を含む


って書いてあるじゃん!
急いで、インド人たちを見ると、最後の一口をおいしそうに平らげるのが目に入りました。


あっちゃ~、やっちまった。





先ほど、聞きに来たインド人のもとにこっそり行って、事の次第を話すと、


”彼らには言わないで。知らずに食べたものは神様は怒らないから”


っていうんですよ。
その時は「そういうもん?」と思いましたよ、実際。


ベジタリアンのインド人は甘いものでリフレッシュしたのか、上機嫌で仕事をしています。


ここで正直に話して、彼らの気持ちをブルーにする必要はないので黙っていました。


さて、この話は「豚」ではありませんが、言わずに黙っているというのは意外と親切だったりします。





ムサさんも私と結婚する前には、どうやら


知らず知らずのうちに豚肉を食べたらしい


ということがわかりました。
テレビを見ていて、ご当地の名物なんていうのを見ていた時に発覚したんです。
もうね、その時の落ち込みようは半端ない


”チキンだと思ったのに、豚だなんて・・・”


そして、その日最後のお祈りはいつもより長かったです。
なので、誤って、豚由来成分が入った食べ物をイスラム教徒に渡した場合、


黙っていることはやさしさ


なんですね。
どうしても黙っているのが気持ち悪い、という人は


アッラーはそんな罪悪感もすべて知って赦してくれる


と思いますよ。