ヴァロットン 黒と白展に行ってきた!!
ヴァロットン 黒と白展
今回は東京丸の内にある三菱一号館美術館で開催されている「ヴァロットン 黒と白展」に行ってきました!
黒と白と書いてあるので、カラー作品ではなく、
白黒作品、版画
なのです!
国立科学博物館の化石ハンター展でチラシを見た時、衝撃が走ったんですよ!
カラフルなチラシの中で異彩を放つ黒と白(とは言ってもセピア色)
に!
そして、チラシに描かれた、
妖艶な世界観
に!!
実際にヴァロットン展に行って思ったのは、
なぜこんなに黒と白の世界に魅入られるのか?
なんですよ。
ヴァロットンの作品はさまざまなありますが、
男女の関係を表した連作
は今回の展示会の目玉の一つなんですよ。
Intimites
という連作です。
ここに描かれるのは、時には夫婦、時には恋人、時には不倫関係、時には政略的な関係と言った妄想ができるのですよ。
そして、非常に熱情的なものもあれば、
次の一手を間違えたら取り返しのつかない関係
というのも描かれています。
なぜ、こんなに惹かれるのかということを考えたんですが、多分ですけど、時には画面の3分の2を占めるであろう
何も描かれていない黒の部分
に想像を掻き立てられるんだと思うんです。
ちなみに私のお気に入りは男女のあれこれではないのですが、以下の2点。
本棚の前の人の顔が見えないのが、この人の性別もどう言った心境で夜、本を読もうとしているのかが、「眠れぬ夜」を良い意味にも悪い意味にも想像が膨らみます。
また、もう一点が元は蔵書票として作られたものだそう。
蔵書票とは?
https://passage-by-allreviews.help.page/articles/10587
こんなに可愛らしい蔵書票を持てたら本を開くたびにウキウキしそうです。
ヴァロットン展は2023年1月29日まで。
連休中のお出かけにいかがでしょうか?



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