去年読んだ本の紹介 セクシー田中さん
セクシー田中さん
少女漫画の主人公やその周辺の人々と言うのは、中学生、高校生で、せいぜい大学生という世界もそのうち終わるかもしれません。
いわゆる、女子中学生高校生の主役の漫画は、
不変の青春
ですからね。
この漫画、主人公?というか漫画の目線は23歳の底辺からちょい上であればよいという「普通」を求めるOLで、会社が舞台のためその彼女の周囲にいる人たちは彼女より年上です。
なんというか、今まで脇役に追いやられてきた人たちが主役なので、画面の年齢層が高いのとその分ゲスい欲望が見えてきます。
その主人公がなにかとチェックしているのは、同じ会社の40代独身の田中さん(女性)で、ひょんなことから田中さんが、
ベリーダンサー
ということを知ってしまうのです。
「夢や希望ってなんだっけ?」な20代女性が、没頭できる好きなことを見つけた40代女性をストーカーし、友達になり、自分もベリーダンスを始め・・・までが今は描かれています。
今後どうなっていくかは分かりませんが、社会に出て以降と言うのは、
良くも悪くも環境も価値観も人間関係も目まぐるしく変わる時期
なんですよね。
そんななか、好きなもの、没頭できるもの、大切にしたい人が見つかるのはある意味奇跡なのかもしれません。

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