本の紹介 海藻の歴史

「食」の図書館シリーズの海藻の歴史。
日本では身近な食材である海藻だが、欧米では長く日の当たらない食材だった。
そうは言っても、痩せた土地の沿岸部では古くから活用されていた食材であることは間違いなさそうだ。
痩せた土地のもの、飢饉の時に食べるものという印象が強いだろうけれど。
あ、ちなみに海藻バターというものもあって、魚介との相性が抜群だそう。
日本でも海苔バターという商品も出てますよね。
食材でなくとも、薬として古くから活用されていて、その活用は内臓系から、皮膚、関節、筋肉、目、耳、鼻とあらゆる箇所の病気の薬とされていた。
そして、乾燥させたものを長い航海の食糧とし、壊血病の対策にもなることは一部ヨーロッパ地域でも知られていたという。
大航海時代で壊血病に患い、長く船乗りを悩ませたが、解決の鍵は身近に、誰もが気づかない見向きもしないものが握っていたのだ。
驚くことに、日本の海苔の養殖が安定したのは戦後のことである。
日本に来たこともない1人のイギリス人博士によって、複雑な繁殖方法が解明されたことがきっかけだ。
ちなみにその博士は今、有明海を臨む神社で「海の母」と称え「ドゥルー祭り」が開かれている。
今、海藻は世界中にスーパーフードとして広がっている。
海藻は人類の歴史とともにありながら影に隠れてきていたが、未来を照らす食べ物となっていくのだろう…



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