国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

Aug14, 2021 スポーツで透けて見えるその国の事情

ボクシングをすること、ボクシングの技術を身に着けることは、貧しさから抜け出す道という国もあるのです。


今回のオリンピックにはガーナは柔道にも選手を出場させていました。
青年海外協力隊が柔道の指導員を送っていますから、それなりに選手層も厚いのだと思います。


ガーナの人々にとったら柔道もボクシング同様に、


定職に就く


一つの方法なのかもしれません。
日本の警察だって柔道の経験者はたくさんいます。


また、ガーナのお隣のコートジボワールは今回のオリンピックで


テコンドーで銅メダル


を取得しています。
テコンドーをする、技術を身に着けることも同様に定職に就く一つの方法なのでしょう。


陸上にしろ、格闘技にしろスポーツを通してみると、それぞれの国の事情が透けて見えてくるようです。





↑↑ これらの競技の技術、能力は仕事に就くために必要なのです



スポーツの話をすると、よく聞くのが


どのスポーツを好むかで属する階級がわかる


と言うことです。
これは、そもそもヨーロッパの階級の流れを組んでいる話のようです。

で、問題になるのは、


サッカーは上流か下流か


なんですね。
いったんこの話はおいておきます。


ボクシング、柔道、テコンドーなどはいわゆる


格闘技


に分類されます。
格闘技を好む層と言うのは


下流


なんですって。

ちなみに上流に分類されるのははいかにもお金がかかる競技、スポーツばかりです。


ヨーロッパでは下流のスポーツとされる格闘技ですが、嘲笑われようが、蔑まれようが、放っておけばいいと思います。


だって、格闘技が流行っているアフリカの国々では遊びや楽しみのためにしているわけではないのだから。



旧宗主国が旧植民地に上流の考えを持ち込むわけがないと思うのです。
ですから、理解しあう、歩み寄るならまだしもそもそも価値観が違う中での嘲り、蔑みは


無意味


だと思うのです。

Aug13, 2021 ボクシングをすることは生きることなガーナのボクサーたち

アフリカ系のボクサーがいたおかげで、ガーナのボクシング人口が高まり、今回のオリンピックで


49年ぶりのメダルを獲得


に繋がったわけです。
選手の人口が多いということは、


誰もがチャンピオンになれるわけでもないし、


オリンピックに出られるわけがない


と言えます。
ちょっとしたケガやちょっとした不祥事で選手生命を失ってしまうことだってあります。
それ以前に、適性がない人だっていっぱいいるんですよね。


でも、ガーナに限らないと思うのですが、ボクシングをすることが、


貧困を脱出する手段


仕事につくための手段


といも言われているんです。
なにもチャンピオンになって、賞金を稼ぎまくることが貧困を脱出する唯一の手段ではありません。


定職に就く


これも貧困から抜け出す手段になるのです。
と言うのは、ボクシングの技術を身に着けることで、


警察、警備員、ボディガードなど


の仕事に就きやすくなるんだそうですよ。

↑↑ 格闘技は生きていくための手段です!




オリンピックのメダリストになっても、ボクシングの世界王者になったとしても、決して一生安泰ではありません。
日々をストイックに生きることは誰であろうと簡単にできることではありません。
特にアフリカでは


稼ぎがあるものが家族・親戚の生活を見る


ということも多々ありますから。


ボクシングをする


それは、貧しい生活を送る人にとったら、生きるための術であり糧であるのです。

Aug12, 2021 ガーナでボクシングが人気な理由

東アフリカ勢は高地に住んでいる民族が長距離走に適していると言うことで、陸上が非常に盛んなようですね。


では、ガーナでボクシングが人気な理由は何でしょうか?


私は詳しくなくて、今回色々調べてみて、分かったのは、


ガーナ出身の世界チャンピオンが何人もいる


ということです。
WBC, WBA, IBFといったボクシングの組織がいくつもあるようで、その差も全く分かりませんが、それぞれの組織で、


ガーナ出身のチャンピオン


がいるんです。
テレビでの活躍や世界で戦うチャンピオンの姿を見ることで、


ボクシングってかっこいいんだ!


ボクシングで強くなれるんだ!


と考えて、ボクシングをする子どもたちが増えるのも分かりますね。


↑↑ 自国出身のチャンピオンがいたら憧れますね!





特に、ガーナ出身で、


世界最強のボクサーの1人


と呼ばれるボクサーもいます。


アズマー・ネルソン選手


なんですが、この方、WBC世界フェザー級、スーパーフェザー級の


2階級制覇王者


なんですって!!


調べていくと、この方、


かなりの頭脳派


で有名だったそうです!


アフリカ系ボクサーは


享楽的で短命なボクサーが多い


といわれていますが、ものすごくよくわかります!!!


享楽的・・・言っちゃ悪いですが、ピッタリな言葉です!


一方で、アズマー・ネルソン選手は素質におぼれることなく、常に節制と練習を怠らないというかなりストイックな方だったようで、


尊敬の意を込めて「プロフェッサー」と呼ばれる


という良い意味でアフリカ人ぽくない選手だったんですね。


享楽的でもストイックでもとにかくガーナのボクシング人口を高めたのはオリンピックのメダリスト始め、チャンピオンたちの存在があったからでしょう。


↑↑ ボクサーにプロフェッサーというあだ名は似つかわしくないかもしれませんが、アズマー・ネルソン氏を端的に表しているのでしょうね!