夏越しの祓だけど、ガーナ人ムスリムの夫の想いとは?
6月30日は夏越の祓なので、神社で茅の輪をくぐって、人形流しをやって来ました。
茅の輪くぐりと人形流しで半年の穢れをを払って、残り半年の無病息災を祈るのが夏越の祓なんですね。
茅の輪くぐりもそうですが、紙の人形に息を吹きかけたり体を撫でて穢れを移すというのは、宗教的にも呪術的にも受け取れます。
夫ムサさんは、夏越の祓のような日本独自の儀式や風習をどう思うかというと、
ボクは神社に行かないし、お参りも儀式もやらないけど、ミナミさんが行ってやるのは、否定しないよ
なんです。
イスラム教徒の割には寛容な考え方のように感じますが、私との日本での生活でだいぶ日本独自の儀式や風習に慣れたところもあります。
初めの頃は神社に併設されている公園にもビビって行かなかったくらいですから。
なににビビるって、
一つは異教徒である自分が行くことで、日本の神様の怒りを買うこと
もう一つは、異教である日本の神様と仲良くしたとみなされて、イスラム教の神様の怒りを買うこと
この2つです。
一つ目は「日本の神様が異教徒が来て怒るわけないじゃん」と言い、半信半疑ながらも、「わかった」とは言うものの、二つ目のイスラム教の神様の怒りは想像しがたいものがあります。
ムサさんなりに考えた日本の神様にもイスラム教の神様にも怒りを買わない方法が、
ボクは神社に行かないし、お参りも儀式もやらないけど、ミナミさんが行ってやるのは、否定しないよ
なんです。
人間関係において、1番難しいのが、
相手に強要しない
相手の邪魔をしない
この点じゃないかと思います。
だから私も、
私はお参りに行くけど、ムサさんは来なくていいよ。
日本の神様は来れば歓迎するけど、来なくても怒らないはずだから
と言うようにしています。
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