国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

どうやってゴミを捨てるかって、当たり前なようであたりまえでない話

ガーナには世界最大の電子ゴミ集積所があります、昨日かいたとおり。
そのため、ムサさんが


パソコンを修理する技術


に興味を持つのも納得いきます。
道具を生み出し、使う以上、その最終処理もヒトは気にかけるべきなのでしょう。


ゴミ問題は世界中の問題ですからね。



ガーナの他にどんな問題があるのか、聞いたら、


ペットボトル
廃棄タイヤ


なんかも処理もされず積み上がっていると。


ペットボトルに関してはそのゴミの有り様を写真で見たことがあります。


人が多く集まるところなんだと思うんですけど、


側溝がペットボトルで埋まっている


のですよ。


側溝が埋まるほどのペットボトルということは


ゴミをまともに回収できていない


のでしょう。
一度大雨が降ればゴミも街中に溢れてしまってその後の処理も大変でしょうね。



ゴミをどう処理するか、というのも重要な問題なんですけど、それ以上に、


国民がどうゴミを捨てるかの教育


も必要です。
自治体によっても異なりますが、


・可燃ごみ
・ペットボトル
・缶
・粗大ごみ


くらいは最低でも分けていますよね。
そして、1週間や1か月の


ゴミ出しスケジュール


もちゃんとしているじゃないですか。
時々守らない人もいますし、不法投棄しちゃう人の話も聞きますけど。


↑↑富士山のゴミ問題はどうなったのでしょうか?




日本に住んでいる私たちにとっては


至極当たり前のこと


です。
その当たり前だと思っているゴミをどう捨てるかの教育を


「すごい」


と言ったある人の話を明日紹介します。

こんなモノも修理したい、と考える切ない理由

私は今、在宅で仕事をしています。

在宅仕事のお供はパソコンなんです。

在宅でパソコンを使っていると、なにかを思い詰めたように言われたことがあります。


「あのね、パソコン勉強したい」


って。

勉強したければパソコン教室の通えばいいので、近場でパソコンの基礎の基礎だけでもいいのかな、と思ったんですね。


ただパソコンも英語と同じで


使わなければ忘れてしまう


のだと思うんですよ。

もっと言えば、


パソコンでできることの多さ


を考えるとただパソコンを勉強したいと言われても何を勉強したらいいか、分からないので、聞いてみたんですよ。


「パソコンで何をしたいの?」


って。

私のイメージとしては、ガーナに何かしらの技術を持ち帰ったときに必要になるような、


・文章作成

・表計算


あたりなのかと思っていました。

もしくは


プログラミング


も今後を考えると有益かもしれません。


しかし、答えが斜め上すぎました。


「パソコンの修理を勉強したいの!」


はぁ!?となりました。


↑↑壊れたり古いパソコンを定期的に修理して使うってできるんでしょうか?



パソコンは機体を修理しただけでは使い物にならないですよね。

メモリーの容量やCPU、ソフトウェアのサポートなどなど

私もくわしくないですが、外見はともかく中身は


常に最新


でないと使えないソフトウェアも多いのではないでしょうか?



なんでパソコンの修理が必要になるのか?


と聞いてみると、ガーナでは中古のパソコンが修理もされず積み上がっているんですって。


パソコンに使われている希少金属を取り出すために火をつけて燃やしているんです。

なんの防護もなく火をつけるものだから有毒ガスが発生して、具合を悪くする人もいるんですって。


世界中から使わなくなった電子機器がやってきたため、ガーナには世界最大の電子ゴミの集積所ができています。


https://wired.jp/2018/05/01/electronic-waste-photographs/


しかし、こういう状況を知ると、


パソコンを修理する技術を身につけたい


というムサさんの考えは納得のいくものです。

デジタルへの移行が促進されていますけど、肉体というリアルを持つ以上、


リアルとデジタルをつなぐもの


リアル世界の充実


というのも考える必要があるんだと思います。



↑↑ デジタルでできることは多いけど、リアルも蔑ろにはできません。

これも一つの国民性、と言っていいものか…

昨日書いた通り、ガーナをはじめアフリカ諸国の人々は車を自分で直しながら使うこともよくあります。

テレビでも壊れたトラックやバスを直し直し使っている様子が流れたりします。


他に何を直しちゃうんでしょう??


車が直せるなら、自転車なんてお茶の子さいさいで直せるでしょ、と思いますよね。


これが本当になおしちゃいました。



ある時ムサさんが自転車を壊して帰ってきました。

始めは「ひき逃げにあった」というので、警察に電話するから


どこで、何時に、どんな車が相手だったか言え


と問い詰めたところ、自爆したことがわかりました。

自転車がどんな状態かというと、


前輪がパンクして、前輪が半分外れている


状態です。

前輪を固定している軸も歪んでしまっていました。


ムサさんは早速、道具で前輪を外して、前輪だけを担いで私の自転車で近所の自転車屋さんに行きました。

パンクだけは今ある道具では直せないので。


日本ではなかなか見ない光景だと思います、


自転車に乗って、自転車の車輪を担ぐ人


↑↑こんなイメージで車輪を担いで自転車に乗ってました




自転車屋さんで、どういうやりとりがあったか分かりませんが、


「え!?なんで車輪だけ?自分で自転車直すの!?え!?まじで!?すごいね…」って本職に驚かれた


と言って本人はホクホクと嬉しそうにしていました。


パンクを治してもらった車輪を担いで家に戻り、自転車をあっという間に以前と変わらない状態に修理してしまいました。


歪んでいた軸も前輪取り付け時に上手く直していました。


自転車って後輪はチェーンと連結していて前輪を直すより難しいと思います。

前輪は前輪でライトの発電機と接続されているんですけど、直るもんなんですね…




他にも直しちゃうものとしては、


扇風機


↑↑扇風機よりも最近はサーキュレーターがお気に入りです


があります。

ただ、電気製品は


接触不良の解消


が難しいようで、通電したり、通電が切れてしまったりが発生しています。

なんでも直せるわけではないんですけど、これも


一つの国民性


なのかもしれませんね。


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今日も読んでくださりありがとうございます。

読者の皆さんに良いことが訪れますように。


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