本の紹介 サラダの歴史

サラダの歴史
食の図書館シリーズのサラダの歴史。
このシリーズは面白いのだが、読んでいるとお腹が空いてくる。
今回はサラダ。
これほど世界中で食べられていて、しかもそれぞれの地域に根差した味も食材も見た目もバリエーション豊かな食文化になっているのって、サラダぐらいじゃないだろうか?
サラダの歴史は古い。
古代ギリシャでは付け合わせとしてのサラダの記述があり、2世紀頃には、レタスが薬としても食されていることから、サラダというのは食養生の一つなのだろう。
「レタスの野菜汁が効果がある」というが、不足がちなビタミンを摂ることができたからじゃないだろうか?
一方で生野菜は体に悪いというのは、水や衛生問題に付随するのではないだろうか。
あとは食べた後に体が冷えるとか。そういうのを体感的に知っていたんじゃないかな、古代の人たちも。
現代でもダイエットの一環として食べられることも多いし、かと思えば肉や魚に卵にチーズとボリューム満点サラダも世界中にある。
日本の海藻を使うサラダやインドのライタ、ロシアのビーツのマリネにと特色を上げればキリがない。
もちろんドレッシングもそれぞれの地域の文化に合うように作られていて、サラダ全盛期の昨今だという。
もちろん、様々な食材が手に入るからという側面もあるだろうが、新鮮で生で食べられる食材が手に入りやすくなったからという側面もあると思う。
そして、一皿に様々な文化や地域の特色や歴史が入ってくるサラダは人間の交流の歴史の集大成じゃないだろうか?
「人種のサラダボウル」というくらいだし。
歴史や文化はもちろんだが、文章中のサラダの作り方に、巻末のレシピ集、今日はどのサラダを作ろうか、と考える一冊。






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