Aug 29, 2021 多頭飼育崩壊からやってきた保護猫たち
買い物途中、いつもはない人だかりに寄ってみたら、
保護猫譲渡会
をやっていた。
立ち寄ったのが終わり間際で、「ちょっとだけみても良いですか!?」と言い、そのまま終わりまで居座った。
猫たちは毛並みも艶やかで、目もキラキラで、人慣れしている。
ケージの中なら安心と思っているのかも。
生後3-6ヶ月くらいの子達。
↑↑ 姉妹、兄弟での引き取り希望も多く、さび猫姉妹にキュンとしました。
ワクチンやら去勢避妊、健康チェックも終わっている。
猫エイズや猫白血病がないことが1匹ずつに示されている。
なぜこの猫たちが保護されたのか?
ほとんどの猫たちの保護された理由が、
多頭飼育崩壊
だった。
しかもそこにいたスタッフのほとんどが、
つい最近多頭飼育崩壊の現場にボランティアに行ってきた
と。
ツッコミどころがいっぱい…
実家は田舎で、猫と一緒に育ったと言っても良いくらい実家には猫がいつもいた。
ある時、死にぞこなった子猫を妹が拾ってきた。子猫は生きながらえて、やがて成長した時に初子で4匹の子猫を産んだ。
生後10ヶ月くらいの時だ。
4匹の子猫のうち2匹が生き残り、母乳以外も口にし始めた時、動物病院で連れて行った。
獣医は母猫のお腹を触って、
「この感じ、次がいるかもしれないけど、どうする?」
と聞いてきた。
ゾッとした…
人間の時間で言えば2ヶ月くらい前に子供を産んだばかりで、子猫たちも他の食べ物を口にするとは言え母乳を飲んでいる。
それなのに、次がいるかもしれない…?
家族で決めていた、「なにがあっても避妊手術をする」と。
母猫は子猫たちよりも長生きした。
そのあとやってきた縁もゆかりもない子猫たちを受け入れ、躾し、親代わりになってくれた。
実家では最大6匹まで増えた血縁関係のない猫たちだが、メスは5ヶ月オスは1年くらい過ぎると必ず避妊去勢の相談に行って、手術してもらった。
ねずみ算って言うけど、猫も殖えるスピードは早い。
「ちょっと待って…」と言っている内にどんどん増えていく。
簡単なのは初めの子を去勢・避妊してしまうことだ。新しい子が来たら必ず去勢・避妊することだ。
そうすれば少なくとも多頭飼育崩壊は防げるんじゃないか、と思う。
今はネズミ退治のために猫を飼っていた時代とは違う。
店先の魚や七輪で焼いている魚を猫に盗まれたなんて呑気なことを言える時代ではない、少なくとも都市部においては。
避妊も去勢も猫にとったら不自然なことだが、外飼いにせず、家の中で飼うなら必要なことだ。
定期的なワクチンも健康診断も必要だ。
「お金がないから」「忙しいから」を理由に世話を怠る人は猫だけでなくペットを飼ってはいけない、そんな時代だ。
↑↑ 猫がいると家の中はいつもメチャクチャです
。猫は人間を観察し、怒られるのがわかってて、メチャクチャにします。
私は訳あってもう猫を飼わないと半分くらい決めているが、ペット不可物件にいることに甘えて決めかねている。
とはいえ、気持ちが揺らぐのは、キラキラな目を見て、喉をグルグル鳴らして甘えられると、心が柔らかくなるのがわかるからだ。
猫たちを幸せにしたいではない。
猫が幸せにしてくれると言うことがわかるからだ。
時間もなかったことで、ささやかだが物販でお買い物。
来月も同じ場所に来るそうなので、また行ってみよう。
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