マラリアに内服薬で予防薬があることは分かりました。
では、マラリア予防薬を飲めばかからないのか、ということも気になるところだと思います。

その答えは、

・予防薬はあくまでも予防薬、飲んでいても感染する場合もある

ということです。
現地で蚊に食われないように防虫スプレーや服装に気を遣うことは最低限必要なんですよね。

↑↑ ドラマや映画に出て来るこういう格好は危険かも…

さらには発症したあとにその予防薬を服薬しても効果があるのか、ないのかに関しては、

・予防薬と治療薬は別物

なんだそうです。

こうなるとマラリアが発生する地域へ渡航の場合、

・事前に専門医からマラリア予防薬の処方を受ける
・マラリア予防薬を服用する
・帰国後あるいは現地で、発熱等の症状が発生したら一刻も早く専門医の診断を受ける
・マラリア治療薬を処方してもらう

といった対応が必要になる場合もある、ということですね。
万が一を考えると渡航前に専門医に相談しておく方がよいといえるかもしれません。

厚生労働省　検疫所　マラリアについて

こちらのページに詳しくマラリアの情報が書かれています。
黄熱病についても書いてありますし、各国の気を付けるべき感染症の情報なども見られます。

気にしすぎもよくないですが、感染してから発症までの潜伏期間を考えると、帰国後に何らかの症状を発生した場合は、

○○（国名）から帰国○日目

という情報もあったほうが診断が早く着くのかもしれません。