国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

二日月に祈る


昨日の月、金星、木星の話をしていて思い出しました。


去年のラマダンが終わった次の日のことです。
イスラム歴は月齢を基準にしているので、ラマダンも新月から次の新月までの約1か月間のことなんです。


なので、ラマダンの翌日というと、新月すぎの細い月がきれいだったんですよ。




二日月というようです。


「ムサさん、見て見て、月がすごいきれいだよ」


と言ったんです。
するとムサさんは月に向かって、祝詞を唱えだしました。


祝詞が終わって聞いてみると、


「新月すぎだから、これからの1か月の幸せを神様に祈っていた」


というんですね。
聞いてみると、祈るのは、


新月すぎの月


に向かってのみで、満月やつごもり(新月の前)にはお祈りしないんですって。
これはきっと、


これからの1か月の幸せを願う


からなんでしょうね。
冒頭に言いましたけど、1か月が新月から次の新月なので、満月だと月が半分終わっていて、つごもりだと新月前なので1か月が翌日で終わりのタイミングになりますからね。


二日月に祈っているムサさんは非常に神秘的でした。


写真に撮れたらとてもかっこいいかもしれません・・・





「月がきれいですね」が愛の告白なのは最近は浸透してきましたが、ただ本当に月のことだけを言いたい場合はどうしたらいいのでしょうね?