3/4 日本でできるなら自分たちだってできる!
グローバル会議が始まる前のクマの話から文化的背景が異なる会話の難しさを実感しました。
さらに言うなら、その会議中にこんな話にもなったんです。
”その数字は日本で売り上げた数字なんだろ?内容はなんなんだ?もっと詳しく教えろ!”
と言われたので、話す予定だった概要と顧客名だけを告げたんですね。
”今後のビジネスの展開を考えるなら、絶対詳細を知っておいた方がいい話だろう。
顧客にどういうアプローチをしたんだ?それだけの売り上げをあげるためにどういう提案をして、受注に至って、実際納品するまでの話を詳しく教えろ”
と例の庭にクマが現れたアメリカ人が詰めるんですよ。
グローバル会議の本筋から離れていたんですが、金額が大きかったので、概要と顧客名だけはあらかじめ確認してありましたが、私としては
サラッと情報共有までに流す予定
だったんですよ。
だって、グローバルのミーティングですから、あくまでも、
情報共有と認識の共有
が優先だと思っているので。
そこまで食いつかれると思わなかったんですよね。
「えー・・・」なんて思っていると思わぬところから助け船が入りました。
アジア全般を統括している日本以外のチームからでした。
”この案件は金額や概要から見ても、日本だからできたんだ。他の地域ではまず無理だと思う”
と。
この人はアジア統括のチームにいるので、「他の地域では無理」の他の地域は間違いなく、
アジアの日本以外の地域
のことをさしているんですよ。
助け舟を出してもらったのに、説明を聞いていて、マズイと思っちゃったんですよね。
・日本だからできた
・他の地域では無理
と言われたことが気に入らなかったのか、そこにヨーロッパ人がこんなことを言ったんです。
”いやいや、日本だからってことはないでしょ。判断は詳細知ってからでも遅くはない”
と。
穏やかでまずまずな言い方だと思うんですよ。
そこにすかさず、アメリカからは
”日本にできるんだから、アメリカとヨーロッパでだってできるんだよ!!”
と強烈な名言まで飛び出してしまいました。
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