文明の十字路はどこにある!?
クロアチア料理を食べた後に行ってきたのは、三井記念美術館で開催中の
特別展 文明の十字路
バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰ーガンダーラから日本へー
です!
しょっちゅう三井記念美術館に行っているな…と思われた方は正しいです。
知り合いから、
招待券をもらえるから
なんです。
毎回ではないですし、そんなに何枚ももらえるわけではないですが。
今回は、三井記念美術館というよりも東京国立博物館の東洋館でやりそうな、
バーミヤンと弥勒信仰特集
でした。
2001年タリバンに破壊されて、もう2度と見ることのできないバーミヤン渓谷の仏教遺産の一部を見られます。
破壊される前に日本の大学の調査隊が入って記録した資料が、
世界中で研究に使われている
ということで、日本人として誇らしいことです!
調査隊が入った時にはもうすでに破損が進んでいたようですが、1000年以上も自然にさらされればそうですよね…
タリバンによる破壊もですが、バーミヤンみたいに様々な文化や文明が交わる場所では、しょっちゅう争いや価値観の改変なんてものが起こっていると思うんです。
その時々の支配者によって破壊される可能性を考えたら、現代まで残っていること自体が奇跡なのだと思います。
それにしたって、あの破壊はいかんよなぁ…
地元のイスラム教徒たちは、破壊された大仏を「お父さん」「お母さん」と呼んでずっと慈しんできたらしいですね。
あの破壊は世界中に衝撃を与えたけど、地元の人たちの喪失感はいかばかりか…
人によっては、先祖の墓を無頼漢に暴かれた、先祖代々守ってきた家宝を破壊された、そんなことにも等しいと思います。
そんな大仰なものでなくても、
子どものころから一緒にいた愛犬・愛猫が亡くなった
ことを考えれば、その喪失感は計り知れないでしょう。
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