所得税となにやら経費として扱える控除について説明しました。
給与から支払われる税金のもう一つ、

住民税

について話しましょう。
さて、この住民税、ムサさんしかり、他の外国人と話すときに

一番大きな問題になる

のです。
その理由の一つに、

住民税を取り入れている国や地域が少ない

と言うことです。
少ないと書きましたが、ほとんどの人が

”住民税ってなに？”

と聞くので、もしかしたら「ない」のかもしれませんが、あまりはっきりしたことはわからないのです。
住民税、英語で書くと、

Resident Tax
Inhabitant Tax
Area Tax

など様々な言い方をするとわかる人が増えてくるので、諸外国ではやはり馴染みが薄いものと言えるでしょう。

所得税との違いをあげるといっぱいあるのですが、

・所得税は国に納める、住民税は県や市区町村に納める
・所得税は累進課税方式、住民税は課税所得の10％
・所得税は年に1回調整が行われるが、住民税は前年度所得で確定のため還付がない
・所得税は毎月計算して納めるが、住民税は月額定額、あるいは年4回に分けて払う

住民税の納付時期は、

会社から支払う場合は、6月から翌5月が1年分、

個人で支払う場合は、6月、8月、10月、1月

なので、とにかくわかりにくいのです。