4/5 星座の話
もう少し、プラネタリウムの話題を続けます。
プラネタリウムというより星座の話ですね。
私たちが知っている星座というのは基本的には
ギリシャ神話
から来ていますよね。
12星座の成り立ちを調べるとよくわかります。
ところが、ふと疑問に思って調べてみたら、
なにもギリシャ神話に基づくものだけではない
ということがわかるんです。
身近なところで言うと、
こと座のベガ
わし座のアルタイル
という星がありますが、実は、別の名前を日本ではよく使いますよね。
こと座のベガ=織姫
わし座のアルタイル=彦星
という七夕にちなんだ星が別の名前で呼ばれているんです。
中国では中国の思想に基づいてギリシャ神話とは異なる区分けをして星座が造られています。
北の中心北極星を皇帝に見立てて、その周辺に妃や貴族や王都の街並みから庶民の生活に至るまで星座になっているんです。
つまり同じ星を見ていても
違う星座ができている
ということです。
古代中国では、
天の理に合わせて政を行う
という考えで
天上の営みを地上に反映させた
そうです。
ところ変われば、星座も変わりますね。
ということは、同じ星空を眺めて違う神話を作り出した祖先がいたかもしれません。
現代に残っていないのが寂しいところですが。
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