国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

20/24 いかついけど、日本語もわかるしヒョウキンだから


ミナミが作った料理はまずいから絶対食べない!!」



と暴言をはいたムサさんが日本食を食べるようになったことは私にはまさに


青天のへきれき


のできごとなんですよ。





おにぎりに海苔をまいていたら、「海苔っておいしいよね」と言ったり、

・おでんを作っていたら、「なにこれ、すごいいいにおいがする―」と言ったり、



それまでなら「絶対に」考えられない


ことなんです。

何年も一緒に過ごしたことで徐々に味に慣れていったか、というと、そうでもないんですよ。

だって、言い出す直前まで、


ガーナ料理を食べて、日本食は盗み食いだけ


ですから。


ムサさんがおにぎりの海苔やおでんを食べるようになったことに思い当たるということがあると言えばあります。

ムサさんのお仕事上、普段残業はあまりないのですが、一時、友達に連れられて肉体労働のアルバイトもしていたんです、ガーナから帰ってきて、1年くらいですかね。


そのアルバイトはなんと、


季節によって残業だらけ


だったんですよ。

その残業の多い季節にムサさんがアルバイトをすることになったんですね。

ムサさんは見た目で驚かれることも多いのですが、話してみれば、


・日本語が通じて意外とひょうきん


ということが分かるのですよ。

しかも、慣れている人でもきつい肉体労働をひょうひょうとこなすと言うことで、


重宝されて残業もたくさんする


ことになるのです。

肉体労働で、残業となると、当然おなかがすいて、夕飯代わりに残業する人たちで食事をしていたんだそうです。


そんな時にムサさんが食べないでいると、一緒に残業する人たちが、


・コンビニのおにぎり

・宅配ピザ

・カップ麺


をおごってくれたんだそうですよ。