15/23 出所が一緒でも思想が異なっちゃってる!?
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ムサさんがしていた姥捨て山的話を聞いて思ったのは、
聞き手に伝わりやすいように話が脚色される
ことです。
場所が砂漠から森、海になるくらいならまだしも、本来伝えるべきことが、
・悪い意味で拡大解釈
・違う意味で理解される
ようになっては困るので、コーランは本来は古代アラビア語で誦むことになっているんです。
↑↑コーランは天使ガブリエルがもたらしたと言われています。
誦む言語の違いはあるにしても、受け取り側の育った環境、経験や考えでいくらでも解釈は変わってしまうことはあるでしょう。
話をアフガニスタンに戻します。
アフガニスタンの歴史を紐解くと、イスラム教の一学派・ハナーフィー学派が隆盛を極めていたそうです。
ハナーフィー学派はイスラム教の中でも、
聖者廟へのお参りやお守りを認めたり、
女性の権利を尊重したり、
といった穏健で寛容な学派です。
ロシアの南下政策時にロシアによってハナーフィー学派の僧たちが虐殺され、そのあとに入ってきたのが、
過激な思想
で、今まで許されていたことを次々禁止され、アフガニスタンの部族の争いもからみ、混迷を極め、それが現在まで続いているということのようです。
アフガニスタンに詳しい方が言うには、今でも学派の中で英語を学ぶなど新しいことを取り入れたりと、寛容さが伺えます。
ロシアに虐殺される前のハナーフィー学派が今でもアフガニスタンの中心であったなら、世界からの印象や考えは変わっていたかもしれません。
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