国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

21/35 死んだらまた会える?

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ムサさんは日本に来てしばらく経ちますが、その間何度か訃報を受け取っています。
ある時、泣きながら訴えるので何かと思えば、親戚なのか近所の人なのか親しい間柄のお姉さんが亡くなったとのこと。
こういう時になんて言ったらいいかわからないので、聞いてみたんです。


”イスラム教では死んだら天国に行くんでしょ?生まれ変わりはないんでしょ?”


”そうだよ、お姉さんは天国に行った。ずっと神様のもとにいる”


べそべそ泣きながら答えてくれました。


”ずっと神様のもとにいるなら、また会えるね。ムサさんが死んだ後に”


ムサさんはビックリして目を丸くしました。
これは慰めようとするつもりもなく、ただ単に私がそう思ったんです。
生まれ変わるのではなく、神様のもとにずっといるなら、


また会うことも可能だろう


と。


↑↑ だってそこは天国で神様の元だから…




まあ、自分が死んだ後になるので、しばらく時間はかかりますが。
そのあとムサさんにも言ったのですが、先に旅立った人とまた会うことが可能なら、


私たちはどう生きて、再会したときになにを話すことができるでしょうか?



決して正しい答えはないかもしれないけど、


自分にも相手にも恥ずかしくない、誇りに思えるような生き方をしよう


と身も心も引き締まる気がします。
親しい間柄の人と会うと思えればなおさら、そう思います。


その時は亡くなったのはお姉さんだと言うので、ムサさんが再会したときに


”あなたはいつまでたっても子供ねぇ”


なんて言われちゃうかもしれないですか!
それはちょっと恥ずかしいし、私も立つ瀬がない。
でもまあ、言われちゃうんだろうな、とは思ってます。



↑↑ お姉さんにとってムサさんはいつまでも小さい子どもだと思うんですけどね…




私自身は天国でも地獄でも永遠を過ごすのは嫌だけど、先に旅立った大切な人に会えるなら、「そういうのもいいかな」とは思うんですよ。