国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

20/35 永遠はやだなぁ・・・

20.
実家に帰省し、祖父の祭壇に線香をあげた折、私はそのとき始めて、


ムサさんは幽霊が怖い


ということを知りました。
たしかに、今まで幽霊だとかの話をしたことがなかったんですよ。


イスラム教においては、人は死んだら、


天国に行く


ということですから。
死後そのまま地上に残っているという感覚が私の中になかったんです。


たぶんですが、ムサさんの言ったスピリットの感覚はイスラム教よりもガーナにあるんじゃないかと思います。


ガーナのおとぎ話を読みましたけど、スピリットって悪いものも良いものもいて、いわゆる


妖怪
妖精
精霊


みたいな感覚です。
時には亡くなった人の霊魂もスピリットという表現になっていましたし、生きている人に警告したり、怨念を持ていたりという、


幽霊は日本の幽霊と日本と変わらないのでは?


と思います。



↑↑ガーナのスピリットは多分日本のオバケと変わらない気がする…




この霊や妖怪、妖精、精霊の感覚って、土着の物語を探すと世界中にあるのかもしれませんね。



 私はムサさんが幽霊を信じていることに驚いたんですが、イスラム教の死生観として、


人は死んだら天国(地獄)に行き永遠に過ごす


のです。
と言うことは、


生まれ変わりはない


と考えています。


地獄に落ちた人の救済ってあるんですかね?
『蜘蛛の糸』的な救済や、悔い改めた人は天国に行くことはできるのでしょうか?


にしても、『永遠』を過ごすのかぁ・・・やだなぁ・・・


というわけで、ムサさんは基本的に生まれ変わりを信じないです。


だから、ムサさんは私の祖父も


天国に行く


と思っています。



↑↑永遠に続くのは天国と数字と円周率??