1/2 近所のおばあちゃんの晩年の出会い
先日、ご近所のおばあちゃんがお亡くなりになりました。
このおばあちゃん、90歳くらいで、一人暮らしをしていて、なぜか、
ムサさんと仲良し
だったんです。
ムサさんと仲良しだったこともあって、ご家族がお部屋の片づけにいらしていたので、お葬式かお通夜の予定を聞きに伺いました。
仏式だろうに、ムサさんはフツーに参加する気満々でした。
突然訪ねていったので、初めは不審がられたのですが、
「夫が仲良くしていただいていて・・・」
と言ったら、おばあちゃんがしょっちゅう娘さん(と言っても私の親と変わらない年齢)にムサさんの話をしていたようで、すぐに誰だかわかったようでした。
とはいえ、
時節柄、お通夜もお葬式も家族だけで済ます
ということでした。
それならば、「ご香典だけでも」とムサさんの名前で作った不祝儀を渡したのですが、
「東北の田舎から出てきて外国人に会ったこともない話したこともない母の晩年にガーナからやってきた人とご縁があって、楽しく過ごす時間があったんですから」
と断られてしまいました。
私もご挨拶はよくしていましたが、おばあちゃんの人生を考えると、
ムサさんと言う存在はどんな彩を添えたのかな
と思います。
しかも、娘さんにはムサさんのことを楽しそうに話していたというんですよ。
人の縁とは不思議なものです。
もちろん、一人一人の運命も。
おばあちゃんの年齢を考えると、私もムサさんもこれから倍以上生きても届かないんですが、どういう人生を選んでいくのでしょうかね?
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