わたしとムサさんは結婚前にしばらく同棲をしました。
付き合っていて、時々会う状態から、一緒に生活をする状態に変わると

問題に向き合う

ことも多くなります。

日々のこまごましたことから、お金の使い方や家族友人との付き合い方といったことまで、目を背けるのは難しくなるのは、

国際カップルだろうと日本人カップルだろうと同様

なんです。

ある時、わたしがムサさんから突然言われた言葉がありました。
それが、

”ミナミさん、
人間の体には常に気をかけて処理をしたり、きれいにしておかなければいけない場所が３つあります。

１つ目は、脇。
毛がボーボーはダメです。

２つ目は、股間
ここも毛むくじゃらはダメです。

最後は、歯
黄ばんでいたり、汚れていたりなんて言語道断！

この３つの中で一番大切なのは

歯です！！！”

なんですよ。
それはそれは、珍しいくらいの力説ぶりでした。

なんでこんなことを言われたかと言うと、わたしが腕や脚の毛を剃っていたからです。
ムサさんとしては私が毛を剃った後、ちょっと毛が伸びた腕や足が自分にあたると

ちくちくして痛い

と文句からだったんです。

ムサさんの言う、きれいにしたり、処置をしておく場所には腕や脚の毛の処理は入っていないんですよ。

だから、この腕や脚の毛に関しては

ムサさんは、剃らなくていい

わたしは、剃る

という価値観の違いがまともにぶつかるわけです。