国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

書を捨てよ、町に出よう!



「書を捨てよ、町に出よう」


という言葉がありますね。


寺山修司の著作のタイトルで有名です。





元々はアンドレ・ジッド「地の糧」の一節に出てくるようです。

どちらも読んでいないので、書評はまた別の機会に…


10になってお散歩をしていたときにふと、この言葉が頭をよぎったんです。

と言うのは、町と言うか、散歩コースにちょっと大きめな公園の中を通ったり、サッカースタジアムの側を通過したりする場所があるんですよ。



家で本を読んでいるのとは違うんですよ。


だって、


・いつもの散歩コースはサッカーのチームサポーターにふさがれ、

・小学生のチャリンコ隊に急き立てられ、

10月になったのに、かき氷を持っている人たちにとすれ違い、

・目の前でよその子どもは転んで泣き出すわ、靴を落として笑い、親は気づかずそのまま立ち去るわ(追いかけて靴を返してきました)

・どんぐりが頭の上から落ちてきたと思ったら、足元の落ち葉で足を滑らせる…



と、刺激がいっぱい、です。


うかうか、ぼやぼやしてられません!


しかも、それが次々に起こって、脳がびっくりしていました。


通勤電車の中やオフィス内にいたり、家で本を読んでいたりではなかなか味わわない刺激です。


電車内もオフィスも本もごちゃごちゃしているようで、整然としていますからね。



そんな予期せぬ刺激を受けて、ふと思い出したのが、


「書を捨てよ、町に出よう」


でした。


整った居心地のいい世界ではなく、混沌とした世界に行くからこそ、面白い発見があるかもしれませんね…


あ、でも、ムサさんとの生活が一番刺激的だわ…