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三井記念美術館で開催中の超絶技巧展ですが、素晴らしい作品が多いです。

月下美人を模した作品

はいつもその展示会の目玉商品が飾られるところに置いてあるんですが、ゆっくり花が開く仕掛けが施されています。
いやぁ、凄い。
特に、この花弁は

鹿角

を使っているらしいのですが、あまりの透け感が本物の花弁みたいです。
作り物と言われれば、

紙製かな

と思うほどの薄さです。
花弁の反対側の光が透けて見えるくらいですからね！
どのくらいの時間をかけて削って、成形するのだろうと思います。
しかも花弁なので１枚じゃないですし、何枚も形状に合わせて削っているんでしょうけど、

途方もない時間がつぎ込まれている

ことがわかります。
タイパとか言っていられませんね・・・

一方で月下美人は夜に咲き、翌朝にはしぼんでしまう花です。
香りも強いので、香りだけで楽しめるのです。
そんなわずかな時間を切り取るためだけにつぎ込まれた途方もない時間、

芸術ってこういうことか！

と思いました。

本物さながら、夜に咲き、香りも匂い立つような雰囲気の月下美人の作品がどん！と展示されているわけです！！

いくらくらいするんだろう・・・

ちなみに月下美人の花言葉は、

はかない美
はかない恋
あでやかな美人

です。
ああ、納得・・・

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