2/4 祖は一つなのかも?
イスラム教では、ヌーク(ノア)、イブラーヒーム(アブラハム)、ムーサー(モーセ)、イーサー(イエス)にムハンマドを加えた5人が5大預言者といわれています。
ムハンマド以前の預言者は、
聖書
でもおなじみの人々です。
正確に言えば、
ヌーク(ノア)、イブラーヒーム(アブラハム)、ムーサー(モーセ)が旧約聖書
イーサー(イエス)が新約聖書
ムハンマドがコーラン
ですから、時が経るごとに預言者が増えていったことが分かりますね。
そして、後発の人を認める・認めない論争が出てくるのも分かる気がします。
そうは言っても、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を含め、
アブラハムの宗教
とも呼ばれます。
アブラハムの息子のうち、
イスマエルがアラブ人の祖
イサクがユダヤ人の祖
となったとも言われていますしね。
どんなに争っても、たどれば、一人の祖に行きつくということですね。
キリスト教圏では聖書から名づけるのと同様に、イスラム圏ではコーランから名づけることも多いそうです。
”僕の名前、ムサは預言者の一人だよ”
と以前はよく言っていました。
ムサさんの名前と同じ名を持つモーセですが、モーセと言えば海を割ったことも有名ですね。
モーセの十戒で語られるエジプトを襲ったたくさんの悲劇は近年の研究で、
火山の噴火が原因
と言われているようです。
聖書の中で語られるエピソードの多様さは驚きます。
実際の歴史上の出来事をもとにして語られるエピソードもたくさんあるんだろうなあ、とおもうのです。


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