国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

3/21 妻は最大4人まで

イスラム教といえば、多分すぐやり玉に上がるのが、


一夫多妻制


なんだと思うんですよね。
イスラム教では


最大4人まで


妻を持つことができます。





この4人の根拠の出典はよくわかりません。
個人的な見解ですが、旧約聖書にでてくる


ヤコブ(イスラエル)


が4人の妻を持っているので、もしかしたら、ヤコブに倣ったのかもしれません。
コーランには旧約聖書からの引用も多いですからね。


じゃあ、なんで複数の妻を持つことを可能にしたのか、というと、
これは、ハディージャのところでも説明したように、


戦争未亡人を保護するため


と言われています。
男性が外で働き、女性が家庭をきりもりしていた時代です。
イスラム教の布教や異教徒からの侵略等で


戦争や戦い


も多くあったことでしょう。
そうすると、必然的に男性が命をかけて戦いに行くわけです。
戦争が終わって、無事に生きて帰ってきてくれればいいですが、亡くなってしまったら、妻や子供たちは、


どうやって生きていくのか


という問題に直面するわけです。
現代のように生命保険もない時代です。




夫の莫大な資産を受け継いだり、自ら商売を始めたりできる女性はどれだけいたでしょうか。

亡き夫の莫大な資産を受け継いだ、商売を切り盛りしたという意味ではムハンマドの妻・ハディージャは当時では稀有な存在だったかもしれません。