先日、母と妹が来て、都内にお出かけしました。

降りたある山手線の駅でのこと。
母は手すりにつかまり階段を降り、私と妹は何段か先に階段を下りていました。
前からは年配の男性が母とは反対の壁側の手すりに手をかけながら階段を上ってきており、その斜め下(4－5段下）階段中央付近を30代くらいの女性が階段を上ってきていました。

目の端に年配の男性が倒れるのが見えまして、しかも女性側に倒れていきました。

こういう場合ってスローモーションで見えるんですね。

女性はとっさのことで手を出して受け止めようとしましたが、男性はそのまま階段に倒れ、転がり落ちるところを女性が座り込む形で男性を受け止めました。

階段中央付近で男性は少しも動けず、女性も呆然、私たちもその階段近くにいた人たちは突然のことに唖然として、

まるで時間が止まったかのよう

でした。
男性もだと思いますが、巻き込まれてしまった女性は泣きたかったんじゃないかと思います。

「駅員さんを呼んできますね」

と軽く肩に手を置いて声を掛けたら、女性が軽くうなずくのが見えました。
その場で唖然としていた人たちも私の声掛けにハッとして一斉に駅員さんを探し始め、ある女性が改札にいた駅員さんに声をかけて連れてきてくれました。

↑↑ 駅員さん、到着！！

あまり野次馬をしていてもしょうがないので、駅員さんが来てくれたタイミングで私たちはその場を立ち去りました。

この事故を見て色々と考えました。