30/35 すっかり抵抗がなくなったなぁ・・・
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実家のお墓は古い墓地にある割にはそこそこ立派なお墓です。
お墓につくとムサさんは、お墓の作りに非常に興味津々でした。
職人さんがすでにいて、納骨堂の入り口を開けていてくれたので、上から一部中を見ることができました。
実は私もその時、納骨堂の作りがどうなっているのかを見るのが初めてでした。
↑↑ こんな立派じゃないです。棚みたいになってました
ムサさんは覗き込むように段になっている棚、そこに並んでいる骨壺、見える範囲の納骨堂の広さを見ていました。
ムサさんはがたいの良い職人さんが狭い納骨堂にするっと入っていく様子をみて感嘆の声をあげました。
入り口はA4用紙1枚分くらいの大きさなんですよ。
そこにスルッと入って、骨壺をもって、中に入っていきました。
出てくるときもスルッと出てくるんですよ。
分厚い御影石で入り口をふさごうとする職人さんを手伝おうとムサさんが手を出したのですが、そこは職人さん、察してすぐにこういってくれました。
「力を使わないやりかたあるんで大丈夫。下手すると指切断しちゃうんで」
と。
ムサさんは力自慢ですから、職人さんの作業を手伝おうと思ったみたいなんです。
通訳する最後に、
”おじいちゃんに指を持っていかれちゃうよ”
と付け加えたら、慌てて手を引っ込めていました。
↑↑ プロフェッショナルの仕事に手を出さないのよ
さて、お線香をあげることにも亡くなった人へ手を合わせて拝むことにも抵抗がなくなったムサさんは、そのやり方を親戚の男性にも説明をしてくれました。


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