なんとかムサさんを日本に帰す手立てがないものか、と考えていた私は、外務省とエチオピア航空の表記の違いで悩んでいました。 外務省のホームページ: 4月2日以前に出国した人で、日本のビザを持つ人(永住許可・日本人の配偶者等)は人道上の理由で入国を許可する。 エチオピアエアラインのホームページ: 外国人... 続きをみる
2024年12月のブログ記事
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一方で、エチオピアエアラインのホームページには 外国人の搭乗は禁止しております。 搭乗できる人は、日本人、その子女、永住許可を持つ外国人です という記載がありました。 日本語で書かれていたので、 永住許可を持つ外国人は日本までたどり着ける ということは想像つきました。 分かりにくい表現だとは思いま... 続きをみる
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ムサさんの日本に帰そうと必死で検索していたころ、参考にしていたのは、 ・エチオピアエアラインのホームページ ・外務省の入国についての案内ページ でした。 ちょっと気づいたのは、 エチオピアエアラインと外務省の表記の違い です。 外務省のホームページには、 4月2日以前に出国した人で、日本のビザを持... 続きをみる
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ぱったりと帰国便の情報が途絶えた後、なんとかムサさんを日本に帰す手立てはないものかとエチオピアエアラインのホームページをずっと見ていました。 ガーナに行くにはいくつかルートがあるのですが、その全てに、 乗り換え・トランジット が発生します。 日本からの直行便がないのです。 その乗り換え・トランジッ... 続きをみる
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国境封鎖に続いて、ロックダウンまで起こり、ムサさんはガーナに閉じ込められました。 国ってそこそこの広さがあるのに、閉じ込められると思うと急に怖くなりますよね… 一方で、ムサさんは日本帰国分の飛行機のチケットを持っているので、政府の国境封鎖のスケジュールに合わせて、帰国便が目まぐるしく更新されていき... 続きをみる
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Covid19の感染が確認されたため、2020年3月初旬ガーナは陸海空すべての国境を封鎖しました。 つまり、 ムサさんはガーナに閉じ込められた のです。 予定通りに日本に帰りたくてもこれでは帰れません。 「だから、早く帰ってこいって言ったでしょ!」 なんて言えば、ムサさんからは言い訳しか出てきませ... 続きをみる
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2020年3月中旬に日本に帰ってくるつもりでいたムサさんは、特に帰国日程を早めるつもりもなく、ガーナに滞在していました。 ムサさんが日本への帰国の途に着く直前、ガーナ政府は外国人向けのビザの発給停止および発給済みビザの効力を停止します。 そして、最初の感染者が確認されたため、 陸海空すべての国境を... 続きをみる
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突如として始まったCOVID19パンデミック、アフリカでは 自分たちとは全く関係のないアジアの奇病 という扱いでした。 2020年2月末から3月初旬にかけては日本への帰国ラッシュの一方で、結局ムサさんはガーナにいることを選びました。 そもそも3月中旬に帰ってくる予定だったので、日本に戻るのを早めよ... 続きをみる
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COVID19のパンデミックが我が家にもたらしたものは、 意図せぬ別居と新しいネタ です。 それにしても、ムサさんはネタの宝庫だわ・・・ 2019年12月末、3か月の予定でガーナに帰国したムサさん。 2020年1月に発覚した 中国発COVID19の世界的流行 に見事に巻き込まれます。 パンデミック... 続きをみる
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私たちは、 2019年12月末のムサさんの6年ぶりの帰国 ↓ 突如として起こったCOVID19パンデミック ↓ やむを得ない別居 ↓ とある事情によりムサさん日本帰国の危機 というとんでもない出来事に巻き込まれました。 ムサさんは泣くし、叫ぶし、物理的に離れているから遠隔操作がうまくできないし… ... 続きをみる
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今回のテーマはぜひ、 ・外国人と縁のある方 に広く読んでもらいたいです。 別に結婚していなくても、恋人関係でも、友人でも、仕事上のお付き合いでも、なんでもいいのです。 いざと言うときの知識の共有 をしておきたいのです。 と言うことは、私の身に起こったのですよ、その、「いざというとき」が。 ざっくり... 続きをみる
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2020年、私とムサさんとは別居していました。 別居というと、変に勘繰られてしまうのですが、要は、 ムサさんが日本に帰ってこられなかった ↓ 別居を余儀なくされた と言うことです。 理由はたぶん、思いついたであろう、アレです! あ、その前にも、ムサさんはお仕事で北陸に2019年8月から行っていた... 続きをみる
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しばらく前に、インド人を連れて良さげなイタリアン行ってきたんです! あの味が忘れられなくて、行ってきましたよ、接待ではなく、女子会で! 同行した女性が ワインを飲みたいけど、種類が多すぎてなにがいいかわからない と言い出しました。 そのレストランはウェイターさんがソムリエ資格をもっているので、 相... 続きをみる
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「書を捨てよ、町に出よう」 という言葉がありますね。 寺山修司の著作のタイトルで有名です。 元々はアンドレ・ジッド「地の糧」の一節に出てくるようです。 どちらも読んでいないので、書評はまた別の機会に… 10月になってお散歩をしていたときにふと、この言葉が頭をよぎったんです。 と言うのは、町と言うか... 続きをみる
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先日、出かけた先でティンガティンガアートを見つけました。 ティンガティンガアートとはアフリカタンザニア発祥のエナメルペンキで描いた現代アートのことです。 描かれる題材は、 雄大なサバンナ サバンナの動物たち キリマンジャロ山 そこに暮らす人々 という、現地では身近なものです。 はっきりとした色合い... 続きをみる
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さて、スイヤパーティーを開き、ムサさんのお弁当を作りながら、冬から秋まで過ごしてきて思うのは、 工業製品化された食肉の優秀さ でもあります。 工業製品化されたなんて言葉が特徴的で反発を招きそうですけどね。 魚も野菜も果物も 旬 は避けられないですよね。 この1年散々ムサさんとけんかしましたもん。 ... 続きをみる
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ガーナ料理のひとつ、スイヤと言うのは前々回のアフリカ納豆同様にムサさんの民族料理ですね。 牛肉の串焼き です。 多分ですが、ヤギでもラムでも串焼きならスイヤと呼ぶんじゃないかな、と思うんですよ。 だって、サイゼリヤにあったラムの串焼きを スイヤ って呼んでいましたから。 なんなら、串焼きじゃなくて... 続きをみる
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ムサさんが日本食を食べられる前から我が家ではムサさんのガーナ料理を食べる日がありました。 ・ジョロフライス ・スイヤ という2品を主にムサさんが作ってくれました。 ジョロフライスというのはガーナの炊き込みご飯のことで、 ・魚 ・肉 ・野菜 ・トマトベース なので、「パエリアみたい」とよく言われます... 続きをみる
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ムサさんの性格を考えると、この一緒に残業する人たちと言うのは、 ・ムサさんより年上の男性 だと思うんです。 ムサさんの性格上、決して、女性ではないし、自分よりも若い人ではないのですよ。 自分より年上の男性におにぎりにしろ、ピザにしろ、カップ麺にしろ、おごってもらえば、 嫌とはいえないのがムサさん ... 続きをみる
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ミナミが作った料理はまずいから絶対食べない!!」 と暴言をはいたムサさんが日本食を食べるようになったことは私にはまさに 青天のへきれき のできごとなんですよ。 ・おにぎりに海苔をまいていたら、「海苔っておいしいよね」と言ったり、 ・おでんを作っていたら、「なにこれ、すごいいいにおいがする―」と言っ... 続きをみる
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幻のアフリカ納豆を追え!そしてあらわれた<サピエンス納豆> 高野秀行 https://amzn.to/3zn3mEX この本では、ハウサ人は納豆の他にも、 ・カレーのようなスープ ・豆腐 まで食材として持っているそうです。 これはナイジェリアのことなのですが、豆腐を食べるのは北部のハウサ人が中心で... 続きをみる
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面白いことに、ムサさんの民族の食生活と日本の食生活って 実は似ているところがあるんじゃないか と本を読んでいて思ったんですよ。 ムサさんの民族なので、ガーナではないです。 とはいえ、ガーナは海に面した国なので、アフリカの内陸や他の地域に比べると、 ・海鮮豊富でおいしい ・そもそも西アフリカはご飯が... 続きをみる
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ムサさんがおでんを食べるようになって、暑い季節も過ぎてまた涼しくなってと季節が巡っています。 お弁当作りにはありがたい時期になるのが嬉しいですね。 食べ物って、その土地その土地で造られて食べられてきているのですから、 その土地の環境に合っているものを食べる というのが正解だと思うんですよ。 その土... 続きをみる
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夏の暑さと、冷蔵庫のない現場用に、 ・卵焼き ・焼き魚 という簡単なお弁当をムサさんに持って行ってもらいました。 すっごい喜ぶんですよ、そんな簡単なお弁当を。 そして、以前、ロシア人の友人がうっとりとして言っていたことを思い出しました。 「昨日の夜、妻が僕が好きだからってブロッコリーゆでてくれたん... 続きをみる
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ムサさんが、 「ねえ、あれ何!?どこで買ったの!?すっごいおいしいんだけど!」 というようなおかずを手作りしたお弁当を頑張って作っても、結局最終的に打ちのめされるのが、ムサさんの仕事場で、 冷蔵庫がない ということです。 大抵の場所にはあるんですけど、なぜか冷蔵庫がない現場があるんですって。 そう... 続きをみる
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日本食を食べるようになったムサさんに日本の夏のお弁当を作って思いました。 ・日本の夏ってマジヤバい ・日本の冷凍食品ってマジ神! ・梅干しやナスやキュウリの塩漬けサイコー なんですけど、冷凍食品も梅干しも塩漬けも食べてくれないのには困りましたね。 食材によく火を通すと言うことでお弁当に入れたのが、... 続きをみる
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夏の暑い時期のお弁当には、 きゅうりやなすの塩漬けを持って行ってもらおうかな、 と思ったんですよ。 日本の伝統食ですよね、暑い夏を乗り切るための! 適度な水分と適度な塩分は暑い日本には欠かせません! なので、ムサさんに聞いてみれば、 「それよりもいつものお弁当がいい」 と言われてしまうんですね。 ... 続きをみる
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ムサさんのお弁当を作って思うのは、 前の日の夕飯の残りをお弁当にいれるって良い活用法ですよ、本当。 「昨日の夕飯の残り~」なんて文句いってちゃいけないわ、ほんと。 ムサさんの場合、前の日の夕飯の残りを入れられないので、できるだけ作り置きにしていました。 2-3日同じおかずになってしまっても、それは... 続きをみる