9 アフリカの大地の無理ゲー感
昨日は、ガーナの油田開発の沿岸部の村の話をしましたね。
ムサさんの一言が非常に切ないです。
「ガーナには技術を持っている人が少ないから、ああいう風に外資と組んでると仕事を取られちゃうんだよ」
昨日紹介した事例は中国でしたが、中国だけではありません。
アフリカは歴史で見れば、ヨーロッパの植民地でしたね。
1958年にガーナがイギリスから独立して以降、アフリカ諸国はどんどん独立していきました。
1960年はアフリカの年
と呼ばれます。
1960年にアフリカ大陸の西側から中央部にかけて17カ国が独立を果たしました。
独立したからといって、旧宗主国との全てのつながりが切れるわけではありません。
一部のヨーロッパ系住人がその国の一番良い地域に住みつき、未だに黒人の使用人を抱えながら優雅に暮らしていたり、
ある国では、国民のためのインフラの会社を国家プロジェクトとして立ち上げたのに、その会社の役員についたのは
旧宗主国の人間で、地元の黒人は一人もいない
という事例もありました。
そのほかにも、あらゆる分野で外資が入り込んでいて、地元の人間がどんなにビジネスを立ち上げようとしても、
外資からもたらされる品物の方が高品質
なため、そもそもビジネスを立ち上げることすらままならないんだとか。
仕事も資源も外国に奪われ、イノベーションや新規ビジネスは生まれにくい、
アフリカと言う土地はなかなかの
無理ゲー
感がありますね。
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