国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

11/16 豚肉を食べた旅人と食べない旅人

さて、こんな話があります。


『イスラム教徒が中国に旅行に行きました。
一人で行った場合、見違えるくらい太って帰ってきて、
二人以上で言った場合は、見違えるくらい痩せこけて帰ってきました』


という笑い話です。





解説すれば、


一人旅で行ったら、タブーだとわかっていながら、他の食事を探すのも大変なので豚肉料理を食べて、そのおいしさについつい、食べ過ぎて太ってしまう。
2人以上だったら、お互いに抑止力が働いて、豚肉料理を食べられず、豚肉以外の食べられるものがあまりないため、やせてしまう。


ということですね。


鳴き声以外はすべて食べられるとして豚をうまく利用してきた中華圏とイスラム教の豚タブーをうまく表している話だと思います。





さて、この話の場合、一人旅で豚肉を食べてしまったイスラム教徒は罪があるのでしょうか?それとも罪がないのでしょうか?


豚肉以外食べられるものがなければ、豚肉を食べてもいいと解釈もあります。
だって、食べないと死んでしまいますからね。


この笑い話の複数人で旅行に行った人たちは、


豚肉を使っていない料理にありつけた


ということになります。
とはいえ、どの時点で


食べるものないから、豚肉食べよう!


と判断するのでしょうか?


そして、その判断の結果、豚肉の魅惑的な旨さにとらわれてしまったら・・・???



↑↑ だって、豚肉美味しんだもの…



ちなみに、この話のような状況、日本でだって起こっています。