18/21 人間の欲望 VS 神の試練
よく言われる
イスラムは男尊女卑
という話題。
ここまで読んでどう感じたでしょうか?
成り立ちも、経緯もわかったけれど、結論付けるのは簡単ではありません。
この問題は
人間が欲望に弱い
というところに行きつくんですから。
さらに言えば、
人間が怒りや嫉妬など感情に振り回される
というところにもたどり着きます。
イスラム教が成立して1400年が経つわけですが、人間はその間ずっと自らの欲望と感情に振り回されている、と言うことになります。
欲望や感情に振り回されて起こる問題に解決法があるんでしょうかね?
人間なら、
理性、品性、知性
をもって、感情と欲望を制御しなければいけないのでしょう。
イスラム教的に言えば、
それこそが神から与えられた試練
とも言えます。
私たち人間は常に神に試練を与えられ、監視されているのです。
そう思うと背筋がピンと伸びる気がするのは気のせいではないでしょう。
ところで、サウジアラビアで女性の運転が解禁されましたね。
1400年前に自動車などありませんし、移動は隊商のラクダや馬、徒歩が中心だったでしょう。
アラビアではありませんが、サハラ砂漠を縦断する塩の隊商の話を読みました。
あまりの過酷さにラクダが悲鳴を上げていました。
当時の隊商も過酷なものだったでしょう。
自動車がラクダの延長であれば、女性に過酷な思いをさせる必要はないと考えたという解釈も可能です。
実はこの解釈が曲者なんです。


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