2/4 それはハラーム(禁じられたもの)ではないのか
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東京国立博物館(トーハク)の東洋館で行われている「イスラーム王朝とムスリムの世界」では、展示品の中に
それはタブーでは?
と思うものがありました。
禁止されたものという意味で、
ハラーム
と使うので、今後はタブーではなく、ハラームを使います。
↑↑ イスラム的にOKなものがハラール、NGがハラームといえば分かりやすいかも。
広い地域に及んだイスラム文化ですが、時代が進むと細密画が主流となっていくようでした。
細かいところまでの写実的な人物描写
馬の全体像
も描かれておりまして、なんとなく違和感を感じるわけです。
人物の絵の多さに「あれ?」と思って、
「これらはハラームではないのか?」
と考えてみました。
イスラムやイスラム教というと、
偶像崇拝の禁止
というのがすぐに頭に浮かびます。
偶像崇拝に禁止ですぐ浮かぶのが、アフガニスタンの
バーミヤンの石仏破壊
ではないかと思います。
↑↑ バーミヤンの石仏が破壊されて20年あまりが過ぎましたね。
その破壊した組織は今年、アメリカ軍の撤退に伴い首都カブールを奪還しました
なので、
人物画って、しかもそんな詳細な絵っていいんだっけ?
という疑問が浮かぶんですよ。
一部、ヨーロッパの画家が描いた油絵なども展示されていました。
それはいいにしても、イスラム教徒だろう当時のイスラーム帝国の住民が作成していることに驚きました。
さらに驚いたことに
半人半馬・ケンタウロスの絵画
が残っていたことです。
↑↑ 馬の全体図はハラームだと聞いたことがありますが、半人半馬だからいいと言えるのかしら?
今現在残っているということは神の意志といってもいいと思うのです。
なので、末永く、
イスラム文化、各王朝の精神を伝える展示品
として残ってほしいな、と思うのです。
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