国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

本の紹介 #9(ナンバーナイン)


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#9(ナンバーナイン) (宝島社文庫) (宝島社文庫 C は 2-3)
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ある中国紳士によって開かれた中国美術への扉と忘れられない恋と手放せない絵。
舞台になった当時の上海にいたことがあるから、その情景がありありと浮かぶ。
雑多で偽物と本物が入り混じった細い通りとかリアルに思い浮かべられる。
そんなところで唐代の骨董品があるなんて誰も思わないだろう。
東京で会い、上海でわずかな逢瀬のあと、3ヶ月のビザをとって再び上海に戻った真紅は中国紳士の手によってレディへと成長する。
この辺りは映画プリティウーマンやマイフェアレディを連想させる。


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3ヶ月の間に中国の骨董から現代美術までの知識と真贋を手に入れたが、中国紳士の横暴な性格がだんだんと目につくようになり、インスピレーションを刺激する男性施術師のいるマッサージ店に通い詰めるようになる。


3ヶ月のビザで来てるんだから、やることあるだろ、と思うんだけどねぇ…
下手すりゃ入管案件やで…
アートや恋愛模様以上にビザが気になって仕方がない…
だって、このひと3か月の滞在ビザしか持ってないんだから、仕事したりお金が発生するようなことをしちゃダメなのよ…


とまあ、別のことが気になって、情緒もへったくれもない…


真紅が愛しているのは、中国紳士か施術師か、誰が火事から真紅を救ったのか?
そして、ビザの期限が切れて日本に帰る真紅を待っていたものが切ない。


とはいえ次の行動は真紅に任されたのかもしれない。
だって、最初の出会い以降、全て次の一手は真紅に委ねられていたのだから。
そして、再び彼らは出会うかもしれない、アートに導かれて。


2000年代初頭の上海は古きも新しいものも雑多に混じり合い、あの時代はまさに狂騒だった。


渦中にいた人たちは、もっと大変だっただろうけど、そんな時代を彩るアートと愛の話。


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