2/7 アフリカ・マリのトンブクトゥ、古の学術都市
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今回のシリーズは現在トーハクで行われている「イスラーム王朝とムスリム文化」と
わたしの名は紅
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アルカイダから古文書を守った図書館員
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に影響を受けての話題です。
私は昨年、「アルカイダから古文書を守った図書館員」を読みまして、何とも言えない不思議な気持ちがしました。
↑↑表紙に写った古文書の数!
舞台は西アフリカ・マリ共和国のトンブクトゥと言う場所で、交易で繁栄して、16世紀には
コーラン学校やモスクが建てられた「古の学術都市」
です。
その学術都市であったトンブクトゥには数多くの古文書が現代においても残されています。
それがイスラム過激派が勢力を増すにつれて、その古文書が破壊される恐れがでてきたんです。
破壊や過激派からその古文書を守るために、図書館員が尽力して37万点もの歴史遺産が守られたわけなんですが、
イスラム教の古文書だったら、別に問題ないんじゃ?
と思いませんか?
だって、過激派とはいえど「イスラム」を掲げているんですから。
↑↑ 過激派だろうとコーランに基づいていると思うんですが…
古のイスラムの学術都市トンブクトゥにあったのは、今誰もがイメージをするイスラム教とは一線を画す、というより真逆の
人間的な喜びにあふれているものだった
と言うわけで、イスラム過激派の人々には「危険」と判断されるものだったということになります。
この時、私の疑問は
イスラムのイメージが異なる世界、時代があったの?
と言うことでした。
↓↓ 確かに今のイスラムのイメージとはかけ離れていますね
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