5/7 イスラム芸術、次の舞台はオスマントルコ
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人間には美しいものを生み出す能力があるものの、それがイスラム圏で赦されたり、赦されなかったりする理由は
わたしの名は紅
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を読んでわかったような気がします。
この小説は16世紀オスマントルコ、イスタンブールが舞台です。
先に言いますが、難しい本です。
私も何回もトライして、ようやく読み切りました。
と言うのは、
・オスマン帝国の歴史
・美術・芸術
・イスラム教の知識
がないと物語のキーとなる部分がわからないからです。
↑↑ 海外小説の難しいのは鍵となるポイントが分からないところかもしれません
私はかろうじてイスラム教に言及される部分のみ理解できたので、なんとか読み切ることができました。
概要をさらいますと、イスタンブールで、写本に載せる細密画を描く細密画師が何者かによって殺され、その師匠まで殺されるという連続殺人が起こります。
その細密画と言うのが、生き物を写実的にそして見えるものを遠近法を使って作成されるのです。
写本はオスマン帝国の皇帝からの命令で作っているんですね。
↑↑ 皇帝というとカエサルが思い浮かびますが、カエサルは皇帝にはなっていません。
カエサルは皇帝の語源になっています!
連続殺人は、この細密画が
神への冒涜である
と考えた人がいたために起こったのです。
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