2/2 平和とは戦争と戦争のはざまの期間のことを言う
アフリカのとある元少年兵を保護するキャンプに行った日本人の学生が、恐る恐る
「銃を持ったことがあるのか?」
と聞いたところ、元少年兵の答えは、
「俺よりも年上の20歳にもなるのに銃すら持ったことないのか?」
だったそうです。
元少年兵の年齢は10代です。
13歳や15歳、そんな子供たちが誘拐されて銃を持たされるんです。
私にはこの少年兵が聞き返した質問、
「人を殺したこと、ないのか?」
と聞こえました。
私はその現場にいなくて、大津さんのお話を聞いただけ。
それでも、「人を殺したことないのか」と聞こえました。
日本人学生にとってもショックなのでしょうが、元少年兵にしても日本人学生との出会いは
価値観が崩壊する出来事
なんだと思います。
大津さんは言います。
アフリカにとって、平和とは戦争と戦争の間の期間のことを言う
と。
わずかでも支援でも、もしかしたら戦争と戦争の間の期間が限りなく伸ばせるかもしれないのです。
日本ではあまり報道されませんが、アフリカも紛争や混乱が広がっています。
そんな紛争や混乱に巻き込まれる子供たちが減ることを願わずにいられません。
アフリカに限らず、平和とは戦争と戦争のはざまの期間かもしれませんが。


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