22/23 コリン・パウエル氏の興味深い話
22/23
アフガニスタン地域は歴史的に帝国や王朝の国境になる地域であり、アフガニスタンに大国が関わると大変な思いをするため、
大国の墓場
なる別名もあるとか・・・
この「大国の墓場」につながる話として、昨年亡くなったアメリカのコリン・パウエル氏の話が非常に興味深いです。
パウエル氏は元軍人の視点から、アフガニスタンの撤退をこう語ったそうです。
「アフガニスタンでは勝てない、アフガニスタン人が勝つ」
「(アフガニスタンには)自国のために戦って死のうとする戦士がたくさんいる。彼らは今それをして勝とうとしている。それが米国の撤退に問題がないと考える理由だ」
この言葉をどうとるかは人それぞれですが、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」というのはパウエル氏のためにある言葉だと思いました。
一方で、
戦争となれば相手を叩きのめして勝利するためできることをすべてやる
というのが「パウエル・ドクトリン」として知られているそうです。
パウエル氏をもってしても、「アフガニスタンでは勝てない」と言わしめたのは、パウエル氏が
・正しく相手を理解しているから
といってもよいと思うのです。


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