本の紹介 精神と物質 分子生物学はどこまで生命の謎を解けるのか?
精神と物質 分子生物学はどこまで生命の謎を解けるのか?
立花隆氏と100年に一度の大研究と評されノーベル生理学医学賞を受賞した利根川進氏の対談を通して最終的に着地に向かうのが生命と精神の神秘。
利根川氏は最終的に着地に向かう生命や精神の神秘のうちの「神秘」に対して、
「要するに理解できないこと」
と言ってバッサリ切って捨てる。
「生物が無生物からできたものであれば、物理学及び化学の方法論で解明できる。要するに生物は非常に複雑な機械にすぎない」
「いずれ精神現象も含めて生命現象は全て物質レベルで説明できる」
と情緒もロマンもないが、ノーベル賞の受賞は色んな偶然の積み重ねの上に生まれるため、
「運の良さ」
がものをいうと言う。
その利根川氏の運の良さというのは、フットワークの良さと広い分野の経験から見る視野の広さあたりから来ているんだろうなぁ…
↑↑「運の良さ」は実は重要な要素だったりする…
科学には「2度目の発見はない」また「サイエンスは重労働」ということはそもそもの仮説が正しくなくて、方向転換もできず重労働が報われない科学者は山のようにいるのだろう。
もちろんその過程で犠牲になった動物の命もあるのだろうから、人間は残酷だだけでは言い切れない。
生命や精神を物質レベルで解明できるようになる時はいずれ来るのだろうか?
「運の良さ」も物質レベルでもしかしたら解明されるのではないだろうか?
解明してしまったら、今で言う超能力を意図的に使えるようになったりするのかしら??
情緒やロマンを犠牲にしたとしても、解明される日が来るのが楽しみである!
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