8/35 ムサさんは拒否反応を示すのか!?
8.
結婚は当人同士の関係性の変化ですが、
家族や親族の問題は切り離せない
ということは、ムサさんと結婚するときにすごく考えました。
特に、冠婚葬祭のうち近いうちにあって、逃げられないだろう「葬」は
宗教的にも風習的にも軋轢や葛藤が生まれる
ことが簡単に思いついたのですから。
私の実家の場合、葬式は、日本の多くの家庭と同じく、
・仏式
・火葬
です。
葬式の風習は逃げられないのにも関わらず、ムサさんの宗教観や文化的背景からどう考えても
ムサさんが拒否反応を示す
ものでしかないんです。
今回は、時期的なものもあり、葬式への参加はしなかったんですが、あえて聞いてみました。
”仏式だし、火葬だし、参列することにムサさんは問題はないの?仏式の作法にちゃんとのっとれる?”
と。
ムサさんは非常に困った顔をして、
”夏休みまでに考えます・・・”
と言いました。
今までの経験から言って、「たぶんやらないな」という予想が立ちました。
↑↑ ムサさんはどっちを選ぶ??
葬儀に参列するわけでもないし、拒否反応がでてもある意味、しょうがないと思ったんですよ。
ガーナもイスラム教も土葬ですから。
それこそ、実際父方の祖父が死んで、真剣に考えましたけど、それまでだって、
”なんで日本では火葬にするんだ”
という話をさんざんしていました。
散々していたにもかかわらず、
”火葬なんて野蛮だ”
ぐらいの結論にしかならなかったんです。
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