11/35 圧倒的な異文化にさらされると・・・
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祖父の御霊前の香典をムサさんの名前で作りました。
何かを意図したわけではありませんが、ムサさんは非常に喜んでくれました。
「僕の名前でいいの!ほんと!?」
って。
ムサさんが日本人関係者に対して不祝儀を包むって滅多にないと思うんですが、なんとなくは知っておいた方がいいと思うんですね。
↑↑ムサさんに取ったら日本での生活は色んな価値観が崩れるようなことも多いです
そして、自分の手で母が会いに来た時に渡してくれたんですね。
とはいえ、不祝儀袋を折ってズボンの尻ポケットに突っ込んで持っていこうとしましたからね・・・
袱紗を使う必要はないとは思いますが、せめてカバンに入れてと思います。
人が亡くなった場合にかける言葉もいくつかありますね。
これも宗派や地域差なんてものがあるかもしれませんが。
・ご冥福をお祈りいたします
・ご愁傷さまです
・お悔やみ申し上げます
その中でも、宗教的な制限がなくかつムサさんが比較的言いやすそうな
「お悔やみ申し上げます」
という言葉を教えました。
一生懸命練習をしていましたが、ちゃんとは覚えきれなかったみたいで、それっぽい言葉を言いながら香典を渡してくれたんです。
さて、ここまでガーナともイスラム教とも全く違う文化に触れてきたムサさん、火葬には多少の抵抗があったようですが、
”イスラムでは・・・!!”
”ガーナでは・・・!!”
という言葉を一切、口にしませんでした。
文化の違いに圧倒されたか、黙って受け入れたのかはわかりません。
ただ一つ明らかなのは、圧倒的な異文化にさらされると、
人は抵抗しつつも、新たな価値観を構築する
ってことです。
↑↑崩れた後に新たな価値観を創造するのです!


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